パリ、2020年6月25日 – Constellium SE(NYSE: CSTM)は本日、電気自動車(EV)向け構造用アルミニウムバッテリーエンクロージャの開発において、自動車メーカーおよびサプライヤーからなるコンソーシアムを主導することを発表しました。1,500万ポンド規模のALIVE(Aluminium Intensive Vehicle Enclosures)プロジェクトは英国で開発され、低炭素排出研究プログラムの一環として、先進推進センター(APC)からの助成金の一部によって賄われます。
「コンステリウムは、APC、そして英国の自動車メーカーやサプライヤーと提携し、全く新しい構造用アルミニウムバッテリーエンクロージャの設計、エンジニアリング、試作を進めることを大変嬉しく思います」と、コンステリウムの自動車構造・産業事業部門プレジデント、ポール・ワートン氏は述べています。「コンステリウムの高強度HSA6押し出し合金と新たな製造コンセプトを活用することで、これらのバッテリーエンクロージャは、自動車メーカーに比類のない設計自由度とモジュール性を提供し、車両の電動化への移行に伴うコストの最適化に貢献できると期待しています。」
アジャイル生産セルの活用により、新しいバッテリーエンクロージャ製造システムは生産量の変化に適応し、生産量の増加に合わせて拡張性を確保します。世界の自動車市場においてアルミニウム圧延および押出成形ソリューションを提供するリーディングプロバイダーであるコンステリウムは、構造部品に必要な強度、耐衝突性、そして軽量化を実現するバッテリーエンクロージャの設計・製造が可能です。同社のHSA6合金は従来の合金より20%軽量で、クローズドループリサイクルが可能です。
コンステリウムは、このプロジェクト用のアルミニウム押出成形品を、ブルネル大学ロンドン校のユニバーシティ・テクノロジー・センター(UTC)で設計・製造します。UTCは、アルミニウム押出成形品と試作部品の大規模開発・試験に特化したセンター・オブ・エクセレンスとして2016年に開設されました。
コンステリウムとそのパートナーは、英国に新たなアプリケーションセンターを設立し、自動車メーカーにフルスケールのプロトタイプを提供し、先進的な製造方法の改良に取り組みます。ALIVEプロジェクトは7月に開始され、2021年末に最初のプロトタイプを納入する予定です。
フレンドリーリンク:www.constellium.com
投稿日時: 2020年6月29日